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「耐摩耗対策」もご相談ください!

2016-03-07

おはようございます。このところ、一気に朝が温かくなって起きるのが楽になりました。

霧が出ている朝です。お車の運転はお気を付けて。では、3月8日、67日目のブログです!

 

大府精巧の得意技は「超硬合金の銀ロー付け」ということはお伝えしておりますが、基本として刃物の製造に使用しています。

しかしながら、この技術、刃物だけに使うのはもったいない!ということで、「治工具の耐摩耗対策」にも活用しています。

木工関係でいうと、その一例が「モルダーブロックの裏座の耐摩耗対策品」になります。

 

写真で一見すると全体が刃物のようにみえますが、実はジョインターナイフと呼ばれる刃物と、刃物を抑えている「部品」、「裏座」と呼ばれるものの二つになります。

この裏座と呼ばれる部分、そのものでは切削をしないのですが、刃物のすぐ隣に装着しているので、切削加工を続けると、切削の際の「切り粉」によってかなり摩耗してきます。

DSC_0752

全体が刃物に見えますが、手前部分のネジがあるものが「裏座」と呼ばれるものになります。

 

DSC_0753

アップで見ると、いびつに「えぐれて」いるように見えるのが磨耗で減った部分です。

この摩耗で、本来スムースに排出されなければいけない「切り粉の抜け」が悪くなって切り粉が刃物の部分に留まり、切削の時に邪魔をして、「仕上がりが悪い」あるいは「切り粉を刃先でさらに切っていくことで刃持ちが悪くなる」などの問題が発生します。

そこで、そのような状況になったときは裏座を交換しなければならないのですが、摩耗する部分に超硬をロー付けすることで、その摩耗度合いを軽減させてやろうというものです。一年以上前にご購入いただいたお客様には、「全く摩耗していないから問題なく使っているよ」とのお声を頂いています。

最初の導入コストは高くなることは間違いないですが、その後の購入コストを考えると、ご一考して頂く価値は十分あると思います。

 

このケースは、刃物の使用に近いものではありますが、大府精巧の「超硬ロー付技術」と「研磨技術」で、製品が通過することで摩耗が進む「ガイド部分」に超硬を使用した部品の製造も実績がございます。お気軽にご相談ください。

 

では、今日も一日がんばります!

即断! 即決! 即実行!

「やるなら 『今』 しかねえ!」

 

 

 

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